競馬のオシイレ

ここは、競馬について詰め込む、私の「競馬の押し入れ」です。

フェブラリーS-レース回顧

ポカポカ陽気の東京競馬場で現地観戦、フェブラリーSパドックは超満員でした。そういう時はビジョンの下で見るのがいつものフォーメーション。Dr.コパさんがインタビューを受けているのを傍目で見ながら、各馬の様子を見守りました。

 

◎インティはパドックでは落ち着いており、筋骨隆々、大丈夫な雰囲気。プラス体重の〇ゴールドドリームはちゃかちゃかしているように見えたものの太目ではない。他には▲クインズサターン、△サンライズノヴァがよく見えて(後でTVで見返すとそうでもない、馬はわからない)自信を深めました。

 

パドックから本馬場の方に歩いている間、「ウォー!!」と大歓声。「あれ、誰か放馬か!?」と一瞬驚いたのですが、録画を見返したらコパノキッキングと藤田菜七子騎手が馬場に出てきたタイミングでしたね。

 

レースはインティがスタートを決め逃げていく展開。ゲートを出て10秒ほどで「これは勝った」と呟きました(証人:父)。武豊騎手はそこまでスローには落としません、そのイメージがあるので主張すれば競ろうとする馬は少ない。2F目と3F目の11.5-11.9は例年よりは遅いのですが、主張していくには十分でした。一番怖かったのはJBCスプリントのようにルメール騎手のゴールドドリームにすぐ後ろに付かれることだったのですが、それもない様子。前回触れたように上がりの脚が使えるインティはまず差されないだろうなと胸が高鳴りました。

道中、中盤での出し入れはあったものの、順調な展開。直線で突き放しセオリー通りの競馬を決めてくれてそうな勢い。しかし、ゴールドドリームの脚には少しひやひやしました。最後のインティの1Fは12.4でバテ気味。ゴールドドリームの上がり3Fはインティより0.6秒も速い34.8ですから王者にふさわしい強い競馬でした。ロスなく外に出したルメール騎手の進路どりも見事でした。

最後はインティがゴールドドリームをクビ差凌いで1着。逃げてセーフティーリードを取りながら3F35.4でまとめたのですから、見事な7連勝のゴールインでした。武豊騎手との芝コースでのウイニングラン。はっきり言って涙が出そうでした。もう大拍手。武豊騎手のファンとしては、今年最初のG1は最高の結果となりました。

 

大注目だった藤田菜七子騎手のコパノキッキングは5着。レース前にオーロラビジョンで馬の頭をポンポンとする姿が映し出され、「落ち着いているなぁ」と感じましたが、堂々とした騎乗ぶり。ただ、4コーナーでもう少し内で我慢しても良かったかなと思います。チャンピオンズCのサウンドトゥルーのようにぎりぎりまで内にいて外に出す形ならもう少し着順が上がった可能性があるなと思います。とは言えコンビの継続で重賞制覇を見れる日が来そうです、単純に上手くなってる。